脳梗塞後遺症・片麻痺のリハビリ『百彩整骨院』

パワーリハビリをしないことの3つのメリット

 
記事のタイトル
この記事を書いている人 - WRITER -

今現在、回復期を過ぎ維持期において、デイサービスやデイケアといったところで行われている片麻痺の機能回復リハビリの主流の一つになっているパワーリハビリ訓練・・・。

皆さんもどこかで聞いたことのあるフレーズですよね???

えっ、「もうデイサービス、デイケアなどでやっているよ。」って・・・???

そうですよね。

今は、パワーリハビリが片麻痺の運動機能改善には良いリハビリだと信じられていますからね・・・。

でも当院の考えは、ちょっと違うのでは?

と思っています。

片麻痺の方が、パワーリハビリをしないほうが良いと考えている3つのメリットをこれから述べたいと思います。

 

一般的なパワーリハビリの概念

「パワーリハビリとは?」

とインターネットなどで調べてみると、色々な解釈の仕方があるように思えますが一般的な概念として、

  • リハビリマシンを用いて軽負荷でトレーニングを行い、全身各部の使っていない筋肉を目覚めさせることが主な目的である。
  • 老化や病気などによって低下した運動機能、心理活動を改善に導くためのプログラム。
  • 筋肉増強リハビリとは違い、高齢者で廃用症候群の方から、膝痛、腰痛といった整形外科疾患、脳卒中などによる麻痺の方を対象とし、幅広く対応したリハビリになっている。

などと記載されていることが多いようです。

 

当院が考えているパワーリハビリの概念

脳卒中などの後遺症による片麻痺のように、筋肉が麻痺して動かない状態の方に、軽負荷をかけて筋肉を使わそうとしても使えないままでいるのではないかと考えています。

パワーリハビリをしていて「動きが良くなった」、「動きがが早くなった」と言わたことがあるかもしれませんが、実際は麻痺した筋肉が動くようになったわけではなく、麻痺を免れて残された身体機能が向上したために一時的に良く見えるのです。

それゆえ、パワーリハビリが片麻痺の方たちにすごくお勧めとは思っていません。

 

一般的なパワーリハビリの概念から効果的な対象者として、

高齢者の方やケガなどで体を動かさなくなってしまった方が、使われなくなってしまった筋肉を目覚めさせたり、弱くなってしまった筋力を上げることで、運動機能を高め転倒防止、生活の質の向上を目指す方には最適だと考えています。

あくまでも麻痺により筋肉が動かないという機能不全ではなく、筋肉を使わないことで筋肉がやせてしまった、筋力が落ち筋出力(パワー)がなくなった方などが対象であると考えています。

 

パワーリハビリをしないことの3つのメリット

片麻痺の方が、パワーリハビリ訓練をしないことでの3つのメッリトとは?

  • 痙性の抑制。
  • パワーリハビリによる筋緊張を減らすことで痛み、しびれの軽減にもつながる。
  • 残存機能の回復ではなく麻痺側の機能回復の手助けになる。

なぜパワーリハビリをしないことでこのようなメリットがあるのかを述べていきます。

 

 

痙性の抑制

片麻痺の方は普段の生活だけでも体には大きな負担がかかっています。

そこにプラスして体を酷使したパワーリハビリ訓練などをすることによって、麻痺した筋肉を刺激して回復をうながしているように見えても実際は、動かせる筋肉だけが頑張っています。

体を動かそうと動ける筋肉が頑張ろうとする時、麻痺した筋肉も一緒に動いてしまっているのを感じたことがありませんか?

あるという方は、体を動かしたときに必要以上に反射や反応が異常に起こり、麻痺した手足を自分の意志とは裏腹に動かしてしまいます。

これがいわゆる痙性という症状になります。

痙性状態が長期間続くことで動かしにくい、関節拘縮、痙縮、痛み、しびれ、などが増大してしまいます。

 

少しでも痙性を抑制することで、関節拘縮や筋肉の萎縮つっぱり感などをふせいでくれます。

それと同時に体が動かしやすくなります。

まずは痙性の抑制が片マヒ改善の重要なポイントと考えています。

 

 

パワーリハビリによる筋緊張を減らすことで痛み、シビレの軽減にもつながる

パワーリハビリ訓練を行っている皆様はデイケア、デイサービスでどんなことをしていますか?

平行棒を使った歩行訓練、自転車こぎ、体幹筋力トレーニング、などいろいろな訓練をして、片マヒの機能回復にかんばられていると思います。

しかし、片麻痺の方の日常生活を考えてみても、24時間、健康な側の体をメインに使った生活を送られていると思います。

麻痺側を使って生活しているようでも実際はほとんど使えていません。

パワーリハビリ訓練でも同様のことが言えるのです。

使えば使うほど体は休息する暇もなく疲弊していき、痙性を高めてしまい、つっぱり感、痙縮が強くなり、痛み、シビレなど、増大の一因になってしまいます。

普段の日常生活の中だけでも、健康な側、麻痺した側にも相当な負担が体にかかっています。

パワーリハビリ訓練などの余計な負担を減らすことで、筋緊張による血行不良での痛み、シビレの軽減につながります。

まずは、日常生活でも負担を強いられている体を休めることも大事なリハビリ訓練なのでは?

と当院は考えています。

 

 

残存機能の回復ではなく麻痺側の機能回復の手助けになる

パワーリハビリ訓練をすることで麻痺側の回復を目指していても、がんばり続けて体を使ったことにより筋肉は緊張が強くなり、痙性を高めてしまいウェルニッケ姿勢を作ってしまうと考えています。

ただ、訓練によって健康な側の筋力は上がるため、動きが早くなったり、良くなったように一時的には見えると思います。

しかし、時間が経つにつれ、筋緊張やつっぱりが強く麻痺側に出てしまい、かえって動かしにくい体になってしまいます。

私のイメージでは、体にグルグル巻きに鎖で巻かれて動きたくても動きにくい状態になっていて、パワーリハビリすればするほど、この鎖がどんどんきつく締めつけられていき、動けない、締めつけがきつくなることで痛み、シビレが出てくるようなイメージで、悪循環に思えてしまいます。

それゆえに、麻痺側の機能回復のためには、片麻痺維持期にメインで行われているパワーリハビリ訓練は得策だとは思えません。

パワーリハビリ訓練は麻痺の回復というよりは残存機能の回復要素が多いからです。

パワーリハビリ訓練を控え、体を必要以上に酷使させないようにすることが、麻痺した機能と本当の回復の手助けになると当院では考えています。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

パワーリハビリをしないことの3つのメリットについてお話させていただきました。

パワーリハビリ全盛の時代ですが、

  • パワーリハビリ訓練をしているが、あまり変化がない
  • パワーリハビリ訓練を続けているが、年々、筋緊張やつっぱり感が強くなってきた
  • 今までのリハビリでいいのか?と疑問を持っている

などと思われている方、少し立ち止まってみて下さい。

当院が考えているパワーリハビリについて述べてみました。

パワーリハビリを今までがんばってきた方にとって、なかなか当院の考えている内容は受け入れがたいと思いますが、180度考え方を変えてみるのも一つの手ではないでしょうか?

まずは試しに、パワーリハビリの量を減らす、または休めるなら思い切ってしっかり何日間か体を休めてみる。

その中で何か変化を感じてもらえればいいのですが・・・

 

皆様の片麻痺機能回復の参考になればと思っております。

 

 

※ただし、すべてはご本人様の自己責任にて行って下さい。

当院では一切の責任をおいかねますので、ご了承の上お試し下さい。

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です