AMZ療法
AMZ療法とは?
百彩整骨院の脳梗塞リハビリでは、AMZ療法と独自手技を組み合わせて施術を行っております。
AMZ療法・・・と言っても、おそらくこの名称を初めて聞くという方が多いですよね。
これは、ある理学療法士の先生が平成19年に確立された新しい治療法です。脳梗塞後遺症の専門治療として確立しましたが、他にも体の動作を改善するために幅広く効果が認められています。
当院では、この療法に独自手技を組み合わせることで、より片麻痺専門の効果の高いリハビリとしてご提供しております。
それではさっそく、AMZ療法についてご説明いたします。
安芸式ミステリアスゾーン療法
AMZ(安芸式 ミステリアスゾーン)療法とは、理学療法士の安芸昌浩先生が、平成19年3月頃より埼玉県内の高齢者保健施設に勤務している際に確立された新しい療法です。
当時、この施設利用者の多くが日常生活動作や歩行障害、また老化による中枢性疾患などの阻害因子をもっていました。そこで、安芸先生は彼らに共通する胸腰部分の動作の悪さに気が付きます。
はじめのうちは胸腰部位のストレッチや手技を行うことによって一時の効果を得ることができましたが、持続することはなく、機能の維持や改善までは実現できませんでした。
しかし、胸腰部位の手技を重ねるうちに、多くの患者様が強く反応を示すポイントを発見したのです。
西洋医学的に見れば、このポイントに何かの器官があったり、特殊な神経が通っているわけではありません。
しかし、そこを刺激すると明らかに体のバランスや感覚、動作が改善するのです。
長く理学療法士を務めてこられたからこそ、安芸先生にとって、その現象はとても不思議だったことでしょう。
これが、療法の名前にもなっている“ミステリアスゾーン”の由来です。
一般の方に身近なものでたとえるなら、“ツボ”のようなものといえばイメージしやすいかもしれませんね。
このポイントについて、安芸先生自体は
四足動物でいう前脚と後脚との収束部にあたるように見えることから、進化の過程での脳の責任部位(域)になんらかの関連があり、AMZを刺激することによって、脳を活性化すべく、脳内ホルモン等の分泌がなされているのではないか
引用:https://sites.google.com/site/akisikimysteriouszone/home/kao-cha
と考察を立ており、現段階でも研究中です。
上記のことから、AMZ療法はそのポイントが外れていると、いくら刺激を与えても単なる指圧になってしまい、望んだ効果はまったく得られません。
一人ひとり体の作りも違うため、それぞれの正しいポイントを探し当てることがこの療法の一番の要となります。
当院で治療に取り入れている理由
百彩整骨院がAMZ療法を取り入れている理由は、
- 訓練型のリハビリとは違い、麻痺側にアプローチできる
- 他の整骨技術や理学療法よりも後戻りが少ない
私自身、この療法と出会う前は、様々な施術を行ってまいりましたが、この2点において、AMZ療法はとくに優れていると感じています。
脳梗塞や脳出血を発症すると、そのショックで筋肉が休眠状態になってしまい、それが片麻痺として現れます。
その状態で間違ったリハビリや日常生活を続けると、全身の筋肉がつっぱり、凝り固まって、より動かない状態になります。
ここにいわゆる整骨(手技・ストレッチ・カイロ)施術を行なっても、ほとんどの患者様は次に来院するときには元の状態に戻ってしまっていました。
その場では少し体をラクにして差し上げられますが、改善というレベルには到底至りませんでした。
この原因は、そもそも一般的に行われているマッサージ的な整骨施術やパワーリハビリや早期の歩行訓練、筋力トレーニングなどの理学療法にあるのではないか・・・。
このような疑問を持ち、これまでの枠にとらわれないリハビリ方法や治療法を探していて、たどり着いたのがAMZ療法でした。
AMZ療法は、脳を覚醒させるポイントを刺激することで、休眠していた筋肉と脳のつながりをスムーズにし、麻痺側の感覚を取り戻して動きを回復させていきます。
つまり、従来は「これ以上の改善がない」と言われて無視されてきた、麻痺側にアプローチできるということ。
そして、骨や筋肉だけではなく、神経や脳への刺激は、肉体的な施術よりも戻りが少ないということも、施術を重ねていく中でわかってきました。
これまでの一進一退の治療をもどかしく感じていた私は、このAMZ療法に希望を持ち、すぐに取り入れる決心をしたのです。
AMZ療法で期待できる効果
先にもお伝えした通り、AMZ療法は脳梗塞の後遺症専門の療法として確立してきました。
それに、施術をすすめていく中で、高齢者の日常生活動作や歩行など、動作障害の改善も見られ、実際には幅広い効果が期待できます。
心身のリラクゼーション | 眠気・陶酔感・筋緊張の緩和 |
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感覚の正常化 | 体幹四肢の痛み・シビレの解消・欠損した感覚の正常化(顔面麻痺なども含む)虚脱感などからの解放 |
運動性の向上 | 運動意欲・発動~起動性の向上 |
高次脳機能の改善 | 話す、見る、考えるなどの機能回復 |
それゆえ、麻痺のない方にももちろん効果があります。
たとえば、腰痛がある患者様の場合はそれが軽減したり、正常な方でも深いリラクゼーション効果が得られるなど。
健康な方でも変化を感じられるほどに効果が高く、安全な治療法です。
可能性を秘めた療法
百彩整骨院では、脳梗塞による片麻痺のリハビリとして、AMZ療法を取り入れています。
麻痺側の感覚を取り戻すことで、体全体のバランスや体幹が安定し、それが様々な動作の土台となります。
土台ができれば、これまでのように“かばう”動作が減り、動く側にかかる負担も大きく軽減し、結果として“自然な体の動き”につながっていくと考えています。
AMZ療法は、訓練型のパワーリハビリではできなかったことを実現できる、新たな可能性を秘めた治療方法だと言えるでしょう。
パワーリハビリを続けているにも関わらず、当院のサイトをご覧くださっているということは、おそらくあなたには下記のような目標があるのではないでしょうか?
- マヒや痛みを改善し、過ごしやすい日常生活を送りたい
- 動きや姿勢などの見た目を綺麗にしたい
- 社会復帰をしたい
- 触れられている、熱い、冷たいなどの感覚を取り戻したい
- 少しでも自分でできることを増やし、周りの人の負担を減らしたい
もし、本気でこれらを望んでいらっしゃるなら、まずはこれまでのパワーリハビリに対する盲信を捨てて、今すぐに運動をやめてください。
もちろん、あなたの気持ちはよくわかります。今まで信じて頑張ってきたリハビリをやめるのは怖いし不安ですよね。
しかし、この概念を変えられないと、残念ながら当院の脳梗塞リハビリは効果を感じていただけません。この施術は、訓練型のリハビリとは共存できないからです。
以前、同じように運動をやめるのが怖いとおっしゃる患者様がいらっしゃいました。とても真面目な方で、当院に来る以前はパワーリハビリを信じて、他の方の何倍も努力して運動をされていました。
その方は、最初の施術で麻痺側に体重をかけて座れる感覚を取り戻すなどの効果を感じながらも、運動への信仰が捨てられず、結局は当院から去っていきました。
効果が出ていただけに、私としてもとても残念で、また訓練型のリハビリにおける問題点をうまく説明できなかった自分を責めました。
本気でめざす目標があるあなたには、そんな風になってほしくありません。
ぜひ、私とAMZ療法を信じて、当院の脳梗塞リハビリを受けてみてください。
施術できる治療院が少ないワケ
「なぜ、そんなに効果があるのにAMZ療法は名前が知られていないの?」
こんな風にお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
それは、施術できる治療院が少ないからです。実際に、施術を行っている治療家は首都圏のみで数人しかいないためです。
実は、この療法を確立された安芸先生は、治療に関する専門家・研究者のような方で、積極的な宣伝活動などを行われておりません。
ビジネスやお金儲けでやられているのではなく、現状のリハビリに疑問を感じ、より良くしたいという気持ちで施術をされています。
ですから、私も数年にわたる片麻痺の治療を勉強・研究する中で、ようやくこの療法を見つけることができました。
また、AMZ療法の要である“ポイント”を探るのは、職人技です。
先ほどお伝えした通り、このポイントは何かの器官や神経が通る部分ではないため、その分、手指の感覚を研ぎ澄まし、患者様の反応を見ながら探るしかありません。
どの業界でも職人と呼ばれる人たちは一人前になるのにとてつもなく時間がかかりますよね。
AMZ療法も同様です。
どんな患者様にも効果的に施術できるレベルに達するには長い時間がかかります。
これもAMZ療法を行える治療院が少ない一因と考えられます。
こうした理由からあまり知られていませんが、有名でないからと言って、どうぞご心配されないでくださいね。
AMZ療法を体験したお客様の声
ここまで、AMZ療法について詳しくご説明をしてまいりましたが、「まだ信じられない」「自分の症状にも効果はあるのか」とご心配されている方のために、実際に治療を体験していただいたお客様の声をご紹介いたします。
入間市 T.M.様 「6ヵ月を超えても改善する。私の体が証拠です!」
当院に通う前、どんな悩みや不安がありましたか?
ホームページで、AMZ療法を施術していることは知っていましたが、AMZ療法について詳しい情報が無かったため、どんなことをするのか不安を感じていました。また、AMZ療法が重症と言われていた私の病気(脳幹出血の橋)に合うのか心配でした。
実際に施術を受けてみて、どんな変化がありましたか?
私は右半身麻痺なのですが、右半身の感覚が全体的にあがってきました。(中略)
右足や右手が良くなるのと比例して、右目や右耳も良くなっている感じがします。
また、一般的に回復は、回復期(発症から6ヶ月)を過ぎたら見込めないと言われていますが、全ての人に当てはまらないと思います。例外もいると思います。私の体が証拠です。
病気発症直後、私は左右全麻痺でした。しかし、私の左半身は機能乖離現象だったためか、発症から2ヶ月ほどで回復しましたが、私の右半身が回復してきたのはほとんどが発症から6ヶ月(回復期)以降のことです。
また、私には今までに総勢30人くらいのセラピストがかかわりましたが、そのうちの複数人のセラピストからは「治る人は、何年たっても治る」と言われております。なので、年齢差(ちなみに、私は40代後半)、体質差はあるにせよ、回復期を過ぎても回復する可能性はあると思います。
過渡な運動やパワーリハビリをやめることに不安はありましたか? また、その不安を解消した方法があれば教えてください。
不安は感じませんでした。(中略)
脳疾患は、あくまで脳の病気です。筋力低下の病気ではないと思います。私は、筋トレ=パワーリハビリが合理的なリハビリとは思えません。マンガやドラマなどのスポコンものでは肉体的苦痛に耐えた人が最後に頂点に立つというのが視聴率が取れ人気もあると思いますが、現実は違うと思います。なので、パワーリハビリしないことに何ら不安はありませんでした。
また、人は習慣化した事を変えることにものすごい勇気のいることだと聞いたことがあります。今まで、筋トレ=パワーリハビリ が習慣化した人はパワーリハビリをやめることに物凄い不安があることと思います。これを解く方法は、別の習慣化に塗り替えることだと思います。いきなり筋トレ=パワーリハビリ をしない(感覚を重視する)という行動を今後ずっとやっていこうと思うと精神的負担が大きいので、まずは3日やってみて、出来たら3週間、それが出来たら3ヶ月やってみる。そして、3年やってみる。3年も出来たらパワーリハビリをしない(感覚を重視する)という習慣化に塗り替えられていると思います。
当院の脳梗塞リハビリを申し込もうか悩んでいるお客様にアドバイスやメッセージをお願いいたします。
私は専門化ではなくセラピストでもないので、全ての脳疾患の人にAMZ療法が合うか分りません。
ですが、悩んでいるなら相談してみるといいと思います。幸い、電話以外にもホームページには問い合わせ欄がありますから。
そこから、新たな1歩がはじまると思います。
T.M.様は平成29年6月より、脳幹出血の後遺症による右片麻痺の施術をさせていただいております。
当初は、ぶん廻し歩行、複視、聴覚障害、顔面マヒ、感覚障害などがありました。
施術の経過とともに、ぶん廻し歩行も落ち着き、他の症状も改善しています。
平成31年3月現在ではできる動作も増え、麻痺手、麻痺足で支えられるようになり、見守りですが、床からソファーへご自身で移動できるようになりました。
※これは、健康な側のみでの動作とは違うため、麻痺側の手足で上体を支えられていることに大きな成長を感じます。
この療法、そして当院の施術方針を信じ、理解してくれたことが好結果を生み出していると思います。
T.M.様は”早く良くなりたい”という意識がものすごく高い方です。
まだまだT.M.様と私の目指す理想の回復を遂げるには道半ばですが、二人三脚で一歩一歩確実に回復の道のりを歩んでるところです。
何より、私を信じてついてきてくださることに感謝しております。
上記はアンケートのご回答の一部です。紹介しきれなかったT.M.様のお客様の声は、こちらからご覧ください。