脳梗塞後遺症・片麻痺のリハビリ『百彩整骨院』

維持期、片麻痺機能回復の考え方の違いについて

 
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片麻痺の機能回復で、よく聞くフレーズとして、『5mを何秒で歩けるようになったよ』、『ペグの移動を何分でできるようになったよ』、『また1Kmを何分で歩けるようになったよ』、などリハビリの先生などに言われたことありませんか?

 

また、他の方の回復の度合いをブログで読んだり、youtubeなどで動画を見たりされたことも、片麻痺で同じような症状でお悩みの方にとって、凄く気になる情報ですよね。

 

私自身も施術していて凄く可動域が改善したり、歩行時間の短縮や歩行距離のアップ、体力、筋力アップしたことに喜びを感じていた時期もありました。

 

でも、歩く時間や距離が延びることは本当に良いことなのでしょうか?

当然、少しでも歩く時間が早くなったり、歩行距離が伸びたり、筋力がアップしたりと良くなることは嬉しい事です。

 

でもちょっと立ち止まって考えてみたことがありますか?

 

例えば、歩行姿勢や歩き方、何かをする際の体の使い方などに気を留めてみたことがありますか?

 

よく見てみると実際、麻痺した肘は曲がったままでおまけに下肢は棒のように突っ張ったままのウェルニッケ肢位での分廻し歩行姿勢は変化しておりらず、上肢を動かそうとしても動かないため体幹の筋肉で頑張って何とか動かして動作が早くなっている姿の動画や実際のクライアントさんを見ますよね?

 

それでも、出来ることが増えていたり、動きが早くなったりしているとすごく回復したように思えていますよね?

 

もしかして、今のあなたもそうではありませんか?

 

私自身、本当にこのような回復で良いのだろうかと思うことがあります。

 

片麻痺の機能回復をすすめる上で、2通りの考え方があると私自身思っています。

 

 

片麻痺の機能回復をすすめる上での2通りの考え方とは

回復期の病院を退院した後の維持期において、片麻痺の機能回復のリハビリの考え方には、2通りあると思っています。

 

その考え方とは、

1)残存機能の向上で麻痺を補う形での機能回復を目指す。

麻痺した側の機能回復に重点を置かない。

健康な側および麻痺をまぬがれた残存機能の向上をはかり身体機能の回復を目指す。

 

2)麻痺した組織の機能回復を目指す。⇦当院の考え方はこちらです。

麻痺した筋肉や神経とのネットワークを再構築して少しでも麻痺して動かない筋肉や感覚、神経ネットワークを

再生し、身体機能の回復を目指す。

 

という2通りの考え方があると思っています。

 

私自身がもし、片麻痺になってしまったと仮定したらどちらの考えを選択するか考えた時、もちろん2)の考え方を選ぶと思います。

 

他でもない皆さんも、そう思うのではないでしょうか。

 

それではこれから1)、2)の違いを当院独自の考えや視点で述べてみたいと思います。

 

 

1)残存機能の向上で麻痺を補う形での機能回復を目指す

現在の維持期のリハビリの主流は、デイサービスや、デイケアなどで行っているパワーリハビリ系を中心に行うことろが多くみうけられます。

 

しかし実際、自転車こぎに、歩行訓練、筋力トレーニングなどと一生懸命頑張ってリハビリしている割に効果が上がってないと感じられる方も多いのでは?

 

それは、麻痺している側の筋肉が動いていない状態だからです。

 

一生懸命リハビリ訓練しても実際は、健康な側と麻痺をまぬがれた筋肉や関節や神経などが働いているだけなのです。

 

つまり、麻痺の回復のために頑張っているのに、結果的に残存機能を強化して身体の機能回復を目指してしまっているという形になっているのです。

 

麻痺した筋肉などは働いていないが、残された機能が強化されたことによって動きが早くなったり、力が入るようになったりして見えるのです。

 

だからできる動作が多くなってきているだけなのです。

 

デイサービスやデイケアなどパワーリハビリ系の訓練を取り入れてる所に多くみうけられます。

 

麻痺した筋肉は働いてないが、残存機能が強化されたことによって動きが改善して麻痺側を補う形での機能回復を目指すのも1つの考え方だと思います。

 

 

2)麻痺した組織の機能回復を目指す

麻痺した筋肉や神経などの再生をはかるということは、どういうことか?

 

それは、麻痺によって動かなくなった筋肉を目覚めさせるということです。

 

今まで動かせる筋肉だけに頼ってかばう動作だったのが、麻痺した筋肉が動かせるようになることで、少しづつ正常に近い動作になっていくということです。

 

代表的な例として、分廻し歩行の改善があげられると思います。

 

それに伴い重心バランスの安定にもつながります。

 

正常な動作を取り戻していけるということは、効率の良い体の使い方ができるようになります。

 

残存機能での回復とは違い、たとえ同じ距離を歩いたり、同じ動作をしたとしても、筋緊張の度合いや体へのダメージの蓄積が違います。

 

残存機能での回復は、今すぐにどうこうなるものではないですが、5年、10年後の身体状態を比較した時、体へのダメージとして大きく現れるような気がしています。

 

麻痺した側の機能回復を目指すという考え方は、後々の体の状態を考えた時、とても重要だと思っています。

※ただ、動作のスピードや出来る動作が増える事ばかりに目がいきすぎて、肝心のかばう動作ではない正常な動きを取り戻すために何をしなければならないのかを置き去りにしている所が多いのでは・・・。

 

 

1)、2)の考え方のメリット、デメリットとは?

どちらの考え方が良いか悪いかは、クライアント様である皆様が決めることだと思っています。

 

ただどちらにもメリット、デメリットがあるため、ご自分の将来にとってどちらが有益なのかを十分に考慮して決めてもらう参考になればと思っています。

 

メリット デメリット
1)残存機能での機能回復
  • 残存機能を重視するため、代償動作は多くなるが日常生活レベルの改善は早い。
  • 現在のデイサービス、デイケアの主流が、パワーリハビリによる残存機能を高める所が多く、介護・医療保険にて安価にリハビリを受けられる。
  • 安価ゆえ、定期的にリハビリを続けやすい。
 

  • 代償動作を多く使った動作になりやすい。
  • 長期的に見た時に麻痺側の拘縮や痙縮、痛みなどの症状が強くなりやすい。
  • 常にリハビリなど行い、機能が低下しないように努めなければならない。
  • 回復期病院のリハビリとは違い、現状維持がメインで麻痺した機能の回復は望みにくい。
2)麻痺した組織の機能回復
  • 麻痺した組織の機能回復を目指すため、正常に近い使い方の機能が増えてくる。
  • 麻痺した組織の機能回復により、日常生活の動作レベルが格段に上がる。
  • 麻痺側の拘縮、可動域制限など起こりにくいため、それに伴う痛み、シビレなど軽減しやすい。
  • 麻痺した組織の機能回復には長期に渡り膨大な時間がかかる。
  • ある程度の回復に長期を要するため、費用の増大(自費リハビリになることが多いため)。
  • 麻痺した組織の機能回復を重視している施設、治療院などが少ない。

 

※デイサービス、デイケア、老健施設、訪問リハビリ、整骨院、整体院、鍼灸院など様々な施設、治療院のリハビリ方針、考え方がクライアント様の今後の機能回復に大きく左右すると思います。

 

上記の表を参考にご自身がここだと思われる最良な施設、治療院に問い合わせ、見学などしてリハビリ方針や内容などよく確認してから、今後のリハビリをご検討いただけると良いと思います。

 

ご本人様にとって、より良い未来が切り開けるヒントになればと考えています。

 

一番は、当院を選んでいただけることが何よりですが・・・(笑)

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

皆さんは今どちらの考え方を選択していますか?

 

片麻痺の回復には2通りの考え方が存在すると言えます。

 

1)残存機能の向上で麻痺を補う形での機能回復を目指す。

2)麻痺した組織の機能回復を目指す。

 

2つの考え方を総評すると

 

どちらの考え方が最良であるかは、クライアント様である皆様が生活環境によって決めることだと思っています。

 

そうは言うものの、理想と現実の問題ではありませんが、機能回復には膨大な時間の浪費や自費リハビリになれば、金銭的な問題、リハビリにかけれる時間的余裕など、考えて決めなければならない事が山済みです。

 

ただどちらを選ぶにもメリット、デメリットがあるため、そのことを十分に考慮してご自分の将来にとって有益なのかで決めていただく参考になればと思います。

 

 

~注意~

すべてのことは、自己責任にてご判断下さい。

当院ではいかなる事象にも責任を負いかねますのでご理解、ご了承の程よろしくお願いいたします。

 

 

 

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