脳梗塞後遺症・片麻痺のリハビリ『百彩整骨院』

片麻痺症状 痙縮についての治療法

 
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以前(ちょっと前になりますが)、テレビのコマーシャルで痙縮についてのCMがよく流れていました。

 

 

覚えてらっしゃいますか?

 

健康な人には、あまり関係のないCMでも痙縮で悩まれている方々にとっては、関心事の一つでしたよね?

 

片麻痺の人たちにとって、運動障害、感覚障害、高次脳機能障害、疼痛とともに痙縮もやっかいな症状の1つでもありますね。

 

痙縮改善のために皆さんはどのようなリハビリを今現在なさっていますか?

 

マッサージ?、ストレッチ?、可動域改善訓練?、それとも・・・

 

どのような形で痙縮の改善に努めているのでしょうか?

 

今回は一般的な痙縮の治療法にどのようなものがあるのかについて、わかる範囲で述べていきたいと思います。

 

 

痙縮とは

脳卒中後遺症に良く見られる障害の1つです。

 

筋肉が異常緊張しすぎて、手足が動かしにくくなったり、身体に少しの刺激が加わったことで勝手に筋肉が動いてしまう状態のことを言います。

 

片麻痺の症状の中で、手指が握ったまま開きにくかったり、肘が曲がった状態になってしまったり、足先が足の裏の方に曲がってしまう(内反尖足)などの症状が現れてきます。

 

痙縮は、片麻痺の運動機能回復を妨げている厄介な症状といっても過言ではないと思っています。

 

痙縮を軽減させることは、片麻痺の機能回復をすすめる上で重要になってくると当院では考えています。

 

 

痙縮の主な治療法として

片麻痺の方にとって物凄く厄介な痙縮には、どのような治療法があるのか、考えつくものであげてみたいと思います。

  • 内服薬(飲み薬)
  • ボツリヌス療法
  • ITB(バクロフェン
  • 神経ブロック療法
  • 外科的療法
  • 鍼治療
  • マッサージ、ストレッチなど用いた理学療法

などが主な治療法として知られています。

 

それぞれの治療法を簡単に述べたいと思います。

 

 

内服薬

いわゆる飲み薬というやつです。

 

直接、筋肉の緊張を和らげるものや、神経伝達の興奮を抑えて筋肉の緊張を和らげるものなどが処方されます。

 

まずは医師や診察を受け、ご相談下さい。

 

 

ボツリヌス療法(ボトックス療法)

以前、ご紹介させていただいた記事をご参考にして下さい。

 

参考記事:

片麻痺 手のリハビリ ボトックス療法

 

 

ITB療法(バクロフェン髄注療法)

筋弛緩剤バクロフェンというお薬を送り出すポンプをお腹の中に入れ、痙縮の原因となっている脊髄へ直接作用させ、痙縮を抑制する療法です。

 

症状に合わせて、お薬が出る量や速さを調節し、痙縮のコントロールをします。

 

痙縮があるからといってすべての方に適応されるものではなく、すべてのリスク管理が可能なもと、手術適応かどうかが決定されます。

 

ITB療法は手術でポンプを埋め込むことを行うため感染症リスクや、ポンプ、カテーテルの管理、薬剤の補充などといった定期的な医療管理が必要不可欠になります。

 

治療に関しては保険適応として認められており、ご興味のある方は、ITB療法を行っている各医療機関にお問い合わせて詳細をご確認下さい。

 

 

神経ブロック療法

整形疾患などの領域でもよく行われますが、神経やその周辺に局所麻酔薬注射を行い、痛みの緩和と血流改善により筋肉の緊張を抑制させます。

 

症状のつど定期的に行う必要があります。

 

 

外科的療法

痙縮自体を改善するというよりも、痙縮によって起こってしまった骨の変形、筋腱の延長や移動などの手術を行い、痙縮を抑制するために行います。

 

筋肉を緊張させている神経を部分的に切断したり、神経の太さを縮小したりする手術などを行います。

 

 

鍼治療

WHO(世界保健機関)でも脳卒中の後遺症に鍼治療が有効と認められた治療になります。

 

当院でも鍼灸治療を取り入れることで、痙縮の抑制に努めています。

 

東洋医学で言う経絡、経穴(ツボ)などを利用し、また筋緊張やつっぱり感の強い部位に直接、鍼やお灸の刺激を与えて筋緊張、疼痛の緩和に効果を発揮しています。

 

直接頭に鍼をする片麻痺に特化した療法もあるそうです。

 

 

マッサージ、ストレッチ、関節可動域訓練などを用いた理学療法

いわゆるリハビリ訓練とよばれているもので全般的に行われている、マッサージやストレッチ、関節可動域訓練などを用いて、疼痛緩和、関節拘縮や痙縮の予防、片麻痺の機能改善をはかってます。

 

以前は片麻痺の方に対して、私も行っていました。

 

通常のリハビリ訓練として各医療機関やデイサービス、デイケア、治療院など多くの所で行われているもっともポピュラーなリハビリ訓練ともいえます。

 

 

まとめ

痙縮を抑制する代表的な治療法として、いくつか挙げてみました。

 

痙縮でお悩みの方は、いろいろご参考にしてもらえればよいかと思います。

 

 

 

当院の見解

ここに挙げた治療法は、すべて痙縮を良くするためのものではなく症状をコントロールする対処法に過ぎないように感じます。

 

痙縮をコントロールするのではなく、改善していくためにはまず何に意識していかなければならないのか?

 

ここが重要なポイントになると思っています。

 

痙縮を改善し、なおかつ片麻痺の機能回復を目指すためには目先の症状緩和ではなく、痙縮を出さない体づくりと考え方が必要になると当院では考えています。

 

 

 

 

 

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