脳梗塞後遺症・片麻痺のリハビリ『百彩整骨院』

片麻痺後遺症がもたらす体への負担って考えたことあります?

 
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片麻痺後遺症の中でも運動障害でお悩みの方にとっては、日常生活の中で何かちょっとしたことをするのも不自由ですよね。

 

例えば、

着替え、食事、お風呂、洗面、移動など・・・

 

健康な私たちにとっては何でもない動作や、行動でも片麻痺の方にはものすごい労力を使ったり、健常だった頃の何倍もの時間を要したり、不便を感じたりと・・・。

 

そこで今回は、片麻痺のまま生活を続けていくことで、体への負担がどのように影響していくのかを皆様と一緒にちょっと考えていきたいと思います。

 

 

片麻痺の体の状態ってどんなイメージ?

仮に、右片麻痺の場合で考えてみましょう。

 

健常だった時は、当然、両手両足をバランス良く使いながら姿勢を保ったり動いたりと何も考えずに普通にしていたことと思います。

 

しかし、脳卒中などにより片麻痺を発症してからは、右半身はいうことをきいてくれない。

 

いわば、右半身だけではなく体幹を含め鎖でグルグル巻きに締め付けられた状態(左上下肢は巻かれていません)で、動かせないかせない状態になってると想像してみて下さい。

 

そのため、体を動かしたくても鎖で手足を巻かれていない左側だけでしか動かすことができません。

 

歩くにしても右足、右手が鎖で巻かれて上手に使えないため、左足と左手に持った杖を右足代わりに代用して上手に使いながら、歩く補助をしています。

 

この状態を想像してみてもらっても、ただ歩くというだけでも左足、左手がもの凄く使われて負担がかかっているのがわかりますよね?

 

ようするに片麻痺で運動障害のある方は、何をするにも麻痺した側はほとんど使わずに良い方側の体をメインに四六時中、何をするにも休む間もなく使っていることが想像できましたか?

 

考えただけでも恐ろしいですよね?

 

では、この状態から考えられる体への負担を考えてみましょうか。

 

 

片麻痺の状態から体の負担として考えられることは?

思いついたものをまとめてみました。

※まだまだ考えられることがたくさんあるとは思いますが。

  • 健康な側への相当量の負担
  • 健側に負担をかけ続けた結果、反射や反応により麻痺側にもつっぱり、こわばり感といった負担の波及
  • 筋緊張の増加に伴い、血流障害や神経の圧迫など
  • 片麻痺姿勢でいる事での内臓圧迫による機能低下
  • 片麻痺でいることで障害脳への血流不全による再発リスクの増大

などが大まかに考えられると思っています。

簡単に考えられることについて以下に述べてみましょう。

 

 

健康な側への相当量の負担

考えてもみて下さい。四六時中、休む間もなく良い方側の体ばかり使っているとどうなるのか?

 

最悪の場合、寝ている時でも悪い方をかばいながら寝返りしたりしています。

 

どの様な時でも、健康な側の体全体には相当量の負担がかかっていることは容易に想像できますよね。

 

健常者の方も、自分がどちらか半身だけしか使えず日常生活を送ろうとした場合、どれだけ大変かを・・・。

 

なので、あまり「がんばれ!!」「もっと動かないとダメになるよ!」と決して言えなくなるのでは・・・

 

 

健側に負担をかけ続けた結果、反射や反応により、麻痺側にも負担の波及

健側に負担がかかるという事は、動作時における異常反射や連合反応などにより、麻痺側にも負担が波及し、後々つっぱり感、痙縮、動かしにくいといった症状に悩まされることが多くなります。

 

最悪、痛み、シビレ、再発リスクも高まってしまいます。

 

 

筋緊張の増加に伴い、血流障害や神経の圧迫などの負担増

長い間の健康な側や麻痺側の負担の増加により、筋緊張が高まることで、筋肉は固まってしまうことで毛細血管や大きな血管まで圧迫され、血流障害などの負担が増します。

 

このことにより、眠っている筋肉、皮膚、靭帯、関節、内臓、脳への細胞に栄養分の高い血液がいきわたらず、また、疲労物質や痛みの物質、老廃物を血液やリンパなどの体液で運び出せないため新陳代謝も起こりにくく、麻痺の回復にも繋がっていきません。

 

それに神経圧迫も伴うことで、脳と末端組織である筋肉、関節、内臓、皮膚などといった神経のつながりも良くなりにくいため、麻痺側の機能回復にはなりません。

 

 

片麻痺姿勢でいることでの内臓圧迫による機能低下

ほとんどの方の姿勢が、健康な側に体が傾いているのを多く見かけます。

 

麻痺した側に体重をかける事が出来にくいため、どうしても健康な側に体が傾いてしまう傾向にあるのです。

 

この状態が続くことによって、背骨や骨盤が捻じれてしまい自律神経を圧迫したり、姿勢的なものによることで内臓を圧迫し機能低下を招くことになります。

 

便秘、排尿障害など、麻痺からの影響もありますが、内臓圧迫によるものも大きいと考えています。

 

 

片麻痺でいることで障害脳への血流不全による再発のリスク

片麻痺でいる時間が長ければ長いほど、麻痺側を使う事は少ないはずです。

 

使わない=血流は循環せずに滞りやすい状態にあると言えます。

 

つまり障害された脳への血液供給も少ないため、脳の再生はおろか再発のリスクを高めることにもなります。

 

 

まとめ

今は大丈夫と思っていても、片麻痺の負担が蓄積していき、5年後、10年後に辛い思いをしないために、片麻痺後遺症がもたらす体への負担について、何となくでもわかっていただけたでしょうか?

 

まずは、片麻痺は片麻痺でも、健康な側10割、麻痺側0割よりも、麻痺側が1割でも2割でも、体重を乗せて生活できることによって健側側から波及する体への負担のリスクを大幅に減らすことができると考えています。

 

 

※ここに記載している内容はすべて当院での経験測や考え方に基づく内容を示しました。

すべての方にあてはまるものではないことをご理解下さい。

 

また、すべてのご判断は自己責任でお考え下さい。

当院では、一切の責任を負いかねますのでご了承下さい。

 

 

 

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