脳梗塞後遺症・片麻痺のリハビリ『百彩整骨院』

片麻痺、機能回復を妨げる最大の敵は反射による随意運動の疎外だ

 
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当院のブログ記事にお越しいただきありがとうございます。

 

片麻痺の皆様はほとんどの方が経験あるのではないでしょうか?

 

手や足を動かそうとすると、カツーンと筋緊張が入ってしまい動かしたいと思っても動かせないなんてこを・・・

 

動かせそうなのに緊張が入ってしまい命令通りに動かせない・・・。

 

当院のクライアント様も皆さん一様に口を揃えて言います。

 

「あっ、今、緊張が入ったので動かせない・・・」

 

「動かせそうなのに緊張が入りダメだ・・・」

 

「筋緊張が入らない時は、少し動かせるのに・・・」

 

「今は、筋緊張が入って思うように動かせない・・・」

 

など・・・

 

要するに動かそうとした際、身体の異常反射によって筋緊張が強く出現し、意識的に動かしたくても動かせない状態にあります。

 

当然ながら、麻痺によって動かすという機能を失った筋肉もあるため筋緊張が入ったから動かせないだけでなく、まだ麻痺が回復していないために動かないという場合も多くあると思います。

 

今回はどうして、

 

「機能回復を妨げる最大の敵は反射による随意運動の疎外だ」

 

というテーマのようなことが起こるのかを当院の考えを述べてみたいと思います。

 

 

 

〜注意~

ここで述べる考えは当院が独自に考えている事です。

全てのことは、自己判断で行うようにして下さい。

当院では一切の責任を負いかねますのでご了承下さい。

 

 

まずは、反射とは何か?

まず反射とは何かということから述べていきましょう。

 

医学的な定義として反射とは、特定の刺激に対して意識されることなく、身体に反応が起こることを言います。

 

 

そもそも何故、反射は起こってしまうのか?

生物にとって反射機能は、生命を維持するために重要な働きをしている必要不可欠なものです。

 

反射機能があることによって人体に危害が加わろうとする危険な刺激などから守られているのです。

 

自動車で例えると、スピードがもうこれ以上でないようにアクセルを踏み込んでもリミッターという制御機能があるのと一緒で、人体にも反射というシステムによって、不具合が起きないようにコントロールしているのです。

 

反射機能というのは、健常者でも片麻痺の方でも同じように働いていますが、脳卒中を発症したことによって反射機能というシステムに誤作動が起きてしまったのです。

 

 

脳卒中によっておこる反射の誤作動による影響

脳卒中を発症すると、身体を動かしたり感じたりする脳と末梢器官といわれる組織とを結ぶ神経の通り道と言われる神経路(医学的に錐体路、錐体外路とよばれている神経回路)が障害されたことにより、末端組織から感じ取った情報が正常に伝達されません。

 

末端からの情報を感じ取れない事も多いですが・・・。

 

例えば、健常者である私たちは肘を素早く曲げたり伸ばしたり、また思いっきり曲げたり伸ばしたりしても当たり前のように動かせますよね。

 

しかし、片麻痺の方は同様のことをしよう肘を曲げたり伸ばしたりしようとすると、脳からは、この命令がででいるのに筋肉が収縮しようとすると、その動作は危険だと誤認識してしまい身体を守ろうと反射機能が誤作動してしまっているのです。

 

そのために意図的に体を動かそうとしても反射による筋収縮のため思うように動かせない。

 

動かせないだけならまだしも、痙縮、つっぱり感の原因になっていくものと考えています。

 

 

いかに反射を抑えるかが、随意運動再開のカギでもある

脳卒中を発症して片麻痺になった方にとって、麻痺によって動かなくなったり、感覚を失ってしまった組織の機能回復はとても重要です。

 

麻痺した組織の機能回復を図るのと同時に、誤作動による反射を抑える施術をほどこすことで、痙縮の改善にもつながり、なおかつ異常反射による筋緊張で抑制されていた随意運動も少しづつ再開されるようになると考えています。

 

麻痺をまぬがれた筋肉を意識的に動かしたくても異常反射による筋収縮で動きにロックがかかってしまい、うまく動かせない場合が多いと思っています。

 

いかに施術によって異常反射をなくしていくかで日常生活動作における筋緊張や痙縮も軽減させて、なおかつ麻痺をまぬがれた筋肉の随意運動の再開、麻痺した組織の機能回復の促進につながりやすくなるということが言えると思います。

 

それでも麻痺した組織の機能回復を図るのと同時に、誤作動による反射を抑えるようにしていくためには、多くの時間を要します。

 

なかなか麻痺の機能回復が進まないのは、このような原因が大いにあると思っています。

 

 

 

まとめ

当院のブログ記事をお読みになられていかがでしたか?

 

日常生活動作をしていて、自分の意志とは関係なく上肢または下肢が反射的に動いてしまう片麻痺の方がほとんどではないでしょうか?

 

自分の体に異常反射が起きていること自体も感じていないなんてことも・・・。

 

このような現象が起きている間は、麻痺した機能の回復はおろか長い目で見た時に現状維持も難しくなってくるのでは?と感じています。

 

異常反射を抑制することは、麻痺した組織の機能回復はもちろん麻痺していない筋肉の随意運動の再開、しいては筋緊張や痙縮の改善にもつながっていくものだと言えると思います。

 

まずは、ご自分のお体の状態を観察したり、またはご家族様が確認してあげてみて下さい。

 

そこからどうしたらよいのかのヒントが見えてくるかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

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