脳梗塞後遺症・片麻痺のリハビリ『百彩整骨院』

片麻痺、上肢機能回復のカギは○○・○○にあり

 
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片麻痺の方にとって、

 

特に手だけでも自由に使えれば・・・

 

もう少し動かせるようになって洋服の脱ぎ着が楽にできたら・・・

 

スプーンやフォークだけでも食事の際、スムーズに使えるようになれれば・・・

 

など、腕や手といった上肢の麻痺でお悩みの方はたくさんいらっしゃると思います。

 

特に、

「歩いたりすることは出来るけど、手が使えなくてダメなんだよね⤵⤵」

 

だから腕や手といった上肢のリハビリを集中してやりたいという方が非常に多いように思えます。

 

でも上肢がうまく機能していないからといって、上肢だけガンガンにリハビリすればよいのでしょうか?

 

個人的には、ちょっと違うようにも思います。

 

当然、上肢だけを集中的にリハビリすれば少しづつでも機能回復する可能性は十分あると思います。

 

仮に回復したとしても、その上肢の機能を長期にわたって維持し続けていけるのかということに疑問を感じています。

 

なぜ疑問を感じていて、上肢だけの集中的なリハビリではダメなのかを述べていきたいと思います。

 

 

※ここから先は私個人の意見です。

あくまでもリハビリの参考になればと思っています。

 

なぜ、上肢だけの集中的機能回復リハビリだけではダメなのか?

けして上肢だけの集中的機能回復リハビリを全否定するつもりはありません。

 

短期的には、脳と末梢にあたる筋肉との神経のつながりを良くさせ、命令系統の強化、再構築をはかり、筋肉が動きやすい環境を作り出すことで、動きの出現や改善が認められることも多々あるとは思います。

 

ただ上肢を使うためには上肢だけの筋肉が動くようになれば使えるようになるのでしょうか?

 

 

たとえば、近くにいる方とちょっと試してみてして下さい。

 

片麻痺の方は麻痺した側の手が不自由なため、ご自分のお体に触れて感じることはできないと思います。

なので、まず手順として

 

①ご家族、身近な方のお体を借りて、その方の背中や太ももを良い方の手で触れさせてもらって下さい。

②そして、その方にバンザイしたり、下げたり、グーパーしたりと、上肢を動かしてもらって下さい。

③触れさしてもらっている方の背中や太ももの筋肉が動いているのを感じられましたか?

 

そうです。腕を動かすためには背中や太ももの筋肉も動いてサポートしています。

 

※ただし下肢の筋肉はわずかな動きになってしまいます。これは、動かすところから遠くなるほどわずかな動きになってしまいます。ちょうど池に小石を投げて、出来た波紋が遠くなると小さくなるのと同じような感じです。

 

上肢を使うためには、身体全体の筋肉のつながりをもって協調しあいながら、上肢の動きをサポートし、滑らかに使えるようにしているのです。

 

上肢の動きは、上肢だけで成り立っているものではないという事がいえます。

 

それゆえに、

上肢だけの集中的機能回復リハビリだけでは不十分だという事が言えると思います

 

 

上肢の機能回復訓練の前にきちんとしたいこととは?

片麻痺の方の中には、健康だった頃に何かスポーツをやられていた経験はありませんか?

 

ない方にとっては、ピンとこない話かもしれませんが、スポーツしていた方には、よくきく内容だと思います。

※スポーツ経験者ではない方は、そうなんだと思って読み進めて下さい。

 

野球、バレーボール、サッカー、テニス、今はやりのラグビーにしても、よく走り込みで下半身強化だの、体幹トレーニングだの、技術力アップの前に行う重要なトレーニングであるということは聞いたことがありますよね。

 

これは、下半身や体幹がしっかり安定して働けることで、より蹴る、投げる、打つ走るなどのパフォーマンスが上がるから行っているものです。

 

では、片麻痺の方たちはどうでしょうか?

 

足は歩けるから大丈夫、手が麻痺して使えないから集中的に上肢のリハビリをしようと考えていませんか?

 

でもその前に、

 

ご自分の歩き方は正しい歩き方になっていますか?

片麻痺の方特有の分廻し歩行になっていませんか?

また、座っている姿勢でも真っすぐ正しているようで、健側に傾いていたりしませんか?

 

これらは、下肢や体幹が麻痺の影響により使えていない証拠だと思います。

 

まずは、スポーツ同様に下肢機能や体幹機能が正しく動ける働けるようにさせることが、上肢の機能回復訓練をする前にとても重要であると考えています。

 

下肢、体幹機能が麻痺から回復すれば、上肢の麻痺の機能回復も可能性がグーンと高まると考えています。

 

 

上肢の機能回復は本当に最後の最後です

歩行は、なんとか出来るからあとは上肢の機能を何とかしたいという気持ちはよくわかります。

 

そのために必死に上肢の機能訓練に没頭している方も多いと思います。

 

でも少し立ち止まって考えてみてもらいたいと思っています。

 

くどいようですが、先ほど述べたようにスポーツで例えると、野球で言えばボールを投げるといった動作において、下肢⇒体幹⇒上肢(肩⇒肘⇒手首⇒指)へと運動連鎖が上手く伝わることでパフォーマンスが上がるのは想像がつくと思います。

 

それと同様に片麻痺の方にとって、脳梗塞または脳出血など脳を障害されたことにより、人間の基本的動作である寝返り、座る、立つ、歩くという基本動作を正常に行えるようになった先に、上肢の機能回復がすすんでいくものと考えています。

 

ゆえに、下肢や体幹の機能が回復すれば、おのずと上肢の機能回復する可能性も高まるのです。

 

だから上肢の機能回復は最後の最後なのです。

 

 

まとめ

当院では片麻痺の施術メニューに上肢の機能回復に特別な集中プランなどはもうけていません。

 

なぜか?

 

先にも述べたように、片麻痺の上肢の機能回復のカギは下肢・体幹の機能回復にあるからです。

 

人間の基本的動作(寝返り、座る、立つ、歩くなど)を形成する下肢、体幹がしっかり正しく機能することで、それに連動して上肢の機能回復が見込みやすいことが言えるからです。

 

上肢の機能回復でお悩みの方、または、上肢の集中的なリハビリをしても思うように回復を遂げていない方など、いま一度、立ち止まって、これまでのリハビリを180度見直すのも1つの手段だと思います。

 

 

※ただし、すべての方にこの考えが成り立つ訳ではありません。

症状の状態などにより回復には個人差があります。

上肢の症状でお悩みの方や、これから上肢の機能回復を目指す方のための1つの考え方の参考になればと思っています。

すべてのことは自己責任のもと行動して下さい。

当院では一切の責任を負いかねますのでご了承く下さい。

 

 

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