脳梗塞後遺症・片麻痺のリハビリ『百彩整骨院』

片麻痺 麻痺側の回復は絶対長期戦になる

 
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今、ちまたでは当院のように自費で片麻痺のリハビリ訓練や施術をしている施設や治療院がたくさん存在するようになりました。

 

他の治療院のホームページなどでよく見かけるのが何回コース、何か月コースなどと短期集中型のリハビリプランを宣伝している所が多く見受けられますよね。

 

私自身が感じていることでクライアント様自身の目標設定の仕方や軽度の症状などは、短期集中で改善する症状もあると思います。

 

しかし、麻痺した運動機能や感覚障害などの機能回復には相当の時間を要することは当院のクライアント様を施術していてよくわかっているところです。

 

短期集中型のリハビリでは何故ダメなのか、また麻痺側の機能回復に長期間を要するのか、という今回のテーマについて当院の考え方で述べていきたいと思います。

 

 

 

※あぁなるほど、そんな考えもあるのかという感じで見て頂ければと思います。

なにを参考にリハビリを進めるのかは、ご自身で良くお考えになって決めて下さい。

当院では、何があっても一切の責任をおいかねますのでご了承ください。

 

短期集中型のリハビリでの回復には限界がある

最近自費での片麻痺のリハビリプランに短期集中型リハビリという宣伝文句が多く見て取れます。

 

回復期での病院のリハビリを思い出してもらいたいと思います。

 

今現在の状態になるまで1日何時間のリハビリ訓練をして、どのぐらいの期間を要してきたのか。

 

また回復期といって、発症してから一番よくなると言われている時期での回復具合をよく思い浮かべてみて下さい。

 

これは私自身の考え方になりますが、短期間でのリハビリによる麻痺側の回復には限界があるのではと感じています。

 

当院でも施術を受けてくださっているクライアント様たちの回復レベルから見ても、半年、1年、かけても本来の正常な状態にはほど遠いレベルです。

 

しかし、筋緊張やつっぱり感といった痙性症状や痛み、シビレなどの症状の改善は、短期的なリハビリでも変化が見れるように思います。

 

片麻痺の全体的な機能回復(動き、感覚、痛み、シビレ、高次脳を含め)という面から考えた場合、短期集中型のリハビリでの回復には限界があるように思えます。

 

その辺は、短期集中型のリハビリをおこなっている所もその事を考慮しながらリハビリや説明はしていると思いますが・・・。

 

 

短期集中型リハビリのメリットとデメリット

短期集中型リハビリのメリットとデメリットを以下の表に示してあります。

メリット デメリット
  • 忙しい方、遠方からの方などに便利
  • 目的の症状のみにし目がいきにくくなる
  • 短期集中型のリハビリなので、モチベーションを維持しやすい
  • 短期間という時間的猶予の少なさ
  • ゴールまでの金銭面がわかりやすい
  • 片麻痺の全体的な機能回復にはつながりにくい
  • 目的の症状改善のリハビリに集中できる
  • 短期間集中的にリハビリしたが、目的を達成できなかった精神的ショック
  • 短期間での症状改善のメリット
  • 短期間で目的達成できなかった場合のモチベーション維持

 

などが考えられると思います。

 

当然、短期集中型のリハビリにも上記に述べたメリット以外にもまだまだたくさんのメリットがあると思います。

 

回復期病院でのリハビリを終え、維持期に入った方にとって圧倒的にリハビリを行う時間と量が減ってきます。

 

それでも短期集中型リハビリは、局所の回復や改善を望むものや辛い痛みやシビレなどの症状に対しての早期改善には効果があるかもしれませんが、片麻痺の全体的な機能回復という面では限界があるように思います。

 

なぜ、片麻痺の機能回復は長期戦になるのか?

脳卒中の後遺症状で代表的なのが片側が動かないと言った片麻痺症状だと思います。

 

それ以外にも痛み、シビレ、筋緊張によるつっぱり感、痙縮、知覚などの感覚障害、言語障害や失認、失行などと言った高次脳機能障害の後遺症状も多岐にわたります。

 

その中で、短期的に目的の症状だけに焦点を当て良くすればよいのか?でもそのほかの症状は?という疑問にぶち当たります。

 

例として、手や足の機能が良くなってきたと仮定します。

 

手や足の機能が向上したため、動きやすくなったし生活動作が楽になったと・・・。

 

でも痛みやシビレ、痙縮などと言った症状が強く残っていたらどうですか?

 

痛みやシビレが残存しているので、今は動きが向上していても長期的な目でみたとき、またその痛みやシビレをかばう動作が増えて徐々に動きが緩慢になってきそうな気がしませんか?

 

それに知覚といった感覚障害があることで、身体の情報が脳に届かない、あるいは正確に届かない状態では脳から筋肉や関節、各臓器などといった組織に正確な命令が出せません。

 

また、高次脳機能障害が強い方はなおさら脳と身体とのやり取りが正しく行われないため、良い機能回復を遂げれそうもありませんよね?

 

 

要するに、部分的な機能回復を求めるのではなく高次脳機能、感覚機能、運動機能、痛みやシビレなどの症状の回復など身体すべての機能回復が進まない限り、本当の意味での片麻痺の機能回復にはならないと考えています。

 

それゆえ、これらすべてを総合的に回復させるには長期間を要することをなるのです。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

当院が考えている片麻痺の機能回復には長期間を要することがなんとなくわかっていただけたでしょうか?

 

当院のクライアント様もそうですが、6ヶ月、または1年単位での身体の変化に一喜一憂してもらっている感じです。

 

動きの回復はもちろんのこと、知覚を含めた感覚障害、高次脳機能障害といった体全体の機能回復をさせていくことが重要だと考えています。

 

それゆえ、片麻痺の機能回復には、半年、1年といった単位の長期間を要すると思っていて下さい。

 

でも部分的な症状回復や動きの機能回復のきっかけを作るのに、上手に短期集中型リハビリを活用するのもいいかもしれませんね。

 

 

 

 

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