脳梗塞後遺症・片麻痺のリハビリ『百彩整骨院』

片麻痺 足趾のクロートゥ―を良くするためには

 
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よく片麻痺で当院の体験施術を受けてくださる方のお悩みの症状の1つとして、足の指が曲がった状態のクロートゥ―がつらいという方が多くいます。

 

運動麻痺や感覚障害、言語障害といった高次脳機能障害などのお悩みはもちろんのこと、足の指が曲がってしまうクロートゥ―が気になり歩きづらい、ひどい方は足趾が痛くて歩くのも大変なんていう方も・・・。

 

今回のテーマは、

 

「片麻痺、足趾クロートゥ―を良くするためには」

 

について、当院が考える事柄を述べてみたいと思っています。

 

クロートゥ―を良くするための方法は、いろいろあると思いますが、当院はこれから述べる考え方でクロートゥ―の改善に努めている内容です。

 

脳卒中後遺症の症状であるクロートゥ―でお悩みの方が、リハビリしていく上での1つの考え方のご参考になればと思っております。

 

考え方にご賛同いただき施術を受けたいという方は、ぜひ体験施術を受けて頂くことをおすすめします。

 

 

※ただし効果を保証したり、何かあっても当院では責任をおいかねますのですべてご自身のご判断で行って下さい。

 

 

クロートゥ―とは何か?

脳卒中後遺症状の1つとして、立った時や歩いている時などに足の指(足趾)が強く曲がってまるまったような状態になっていることをクロートゥ―と呼んでいます。

 

クロートゥ―が起こるのは、片麻痺の方が立ったり歩行する際に不安定な身体のバランスを取ろうとする時、反射的に足首や足趾に過剰な力が加わり、足底の接地を安定させようと働く時におこる姿勢反射の一種であるといえます。

 

クロートゥ―のことを専門用語では、緊張性足趾屈曲反射といいます。

 

 

クロートゥ―がやっかいなのは?

片麻痺の方は、麻痺した側の足底で体重を支持する能力が著しく低下しており、バランスが取りにくく転倒やケガなどの恐怖心から、より姿勢反射が強く働き身体の筋緊張が高まり足趾のクロートゥ―が助長してしまうことになります。

 

感覚麻痺による障害が強い方などは、クロートゥ―に気がつかなかったり、症状が進行しているのにも気づかず症状が悪化した時には最悪の場合、痛みシビレが出現したりそれに伴い歩行が困難になってしまう事も起こりえます。

 

片麻痺の方の中には、クロートゥ―が出現してても痛みやシビレによって歩行ができないというわけではないので、リハビリ訓練での主な目的として、手の動きや、足の動きなどに意識がいきがちになり足趾のクロートゥ―を軽視しがちになってしまいます。

 

しかし、クロートゥ―があるということは痛みが無くても

  • 足趾の変形
  • 歩行能力の低下
  • 痛み、シビレの出現
  • 関節可動域制限
  • 筋緊張増加
  • 痙性を高める
  • 機能回復への弊害

など様々な障害がでできます。

 

それゆえに、クロートゥ―を良くすることで様々な障害の芽を摘み片麻痺機能回復への一助になることは確かなことだと言えます。

 

まずはご自分の麻痺した足趾が曲がっていないか確認してみて下さい。

 

 

クロートゥ―の治療法として

クロートゥ―に対しての今現在行われている代表的な治療法として、

①装具療法

装具を装着することで、痛み、変形防止、歩行能力の向上などに役立ちます。

(※合わない装具をはいているとかえって余計な筋緊張を生み、痙性が上がってしまうこともあります)

ボツリヌス(ボトックス)療法
電気刺激療法(TENS)、HAND療法
④リハビリ療法

リハビリ療法には、一般的にストレッチ、マッサージ、関節可動域訓練などが主な治療法ですが、どれも対処的な療法になっています。

クロートゥ―を起こしている原因を取り除かない限りは本当の意味でのクロートゥ―を良くすることにはつながらないと思っています。

 

 

クロートゥ―を良くするために気をつける事とは

「クロートゥ―とは何か?」の見出しの所でも述べましたが、クロートゥ―になってしまう原因は身体の不安定感をなくそうとする時に働くバランス機構として反射的に足底の接地を安定させようと起こる姿勢反射の一種になります。

 

このことを考えた時に、マッサージやストレッチでその場の足趾の丸まりをやわらげても、その時は緩和しても本当の意味でのクロートゥ―の改善にはなりません。

 

どうすればクロートゥ―は良くなっていくのか。

 

立位や歩行の際に身体が安定したバランスを取れるようになることがリハビリや施術において重要であるという事がなんとなく想像できましたか?

 

まずそのためには、リハビリや施術で残存機能を高めるのではなく、麻痺した側の足底で立てるようにしていき左右の足でバランスが取れるようにしていくことが課題になります。

 

片麻痺の方のほとんどは、内反尖足といった状態になっている方が多く麻痺した足でしっかり立ったり歩いたりすることが出来ていないことが多いです。

 

いわば日常生活の中、片脚立ちで健康な側の足のみでケンケンしながら歩いている状態だと言えます。

 

健側頼りの生活を続けることは、麻痺側の足底を接地しない生活になっているため常に不安定な立位や歩行になり、安定したバランスを保とうとするあまり姿勢反射から足趾の握り込み(クロートゥ―)が起きてしまいます。

 

まずは、麻痺した側の足底でしっかり荷重して立ったり、歩いたり出来るようにすることが重要です。

 

これは、リハビリや施術にて麻痺足でしっかり荷重できるように作り上げていくことが大前提になります。

 

そのうえで、日常生活も麻痺した側の足底にできるだけ荷重して過ごすように心がけることです。

 

荷重できるようになっていくと、身体のバランスを取ろうとした姿勢反射も起きなくなり必然的にクロートゥ―は収まっていきます。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

足の指が曲がってしまうクロートゥ―はなぜなってしまうのかわかっていただけたでしょうか?

 

立位や歩行の際、バランスをとるための姿勢反射の影響で起こってしまっているということが。

 

だから、足趾が曲がった状態をいくらストレッチしたりマッサージしたりしても、その時の痛みやシビレの軽減、足趾の曲がり具合が弱まったりはしても、根本的な解決にはなりにくいという事です。

 

足趾のクロートゥ―が良くならない限り、異常な姿勢反射は常に起こり、痙性症状や片麻痺の方の姿勢の傾きなどのバランスの回復にもマイナスであることは言うまでもありません。

 

 

 

 

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