脳梗塞後遺症・片麻痺のリハビリ『百彩整骨院』

やっぱり痙性は、片麻痺回復のくせ者だった

 
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当院のブログ記事にお越し頂きありがとうございます。

 

 

今回のテーマは、「やっぱり痙性は、片麻痺回復のくせ者だった」です。

 

 

片麻痺の機能回復をはかる上で回復を妨げている厄介な症状なのが痙性です。

 

片麻痺の皆さんもこの症状には日々悩まされ続けていると思います。

 

このキーポイントといってもよい痙性をいかに抑制できるかが片麻痺の機能回復に関わっているといっても過言ではないと思っています。

 

いくら筋緊張を取り除いても、痙性を抑制できない限り麻痺した手足の意図した動きを取り戻すことは困難であると考えています。

 

では片麻痺の機能回復のために、このくせ者である痙性とどう付き合っていって対処していくかをまとめてみたいと思います。

 

その前にまず痙性とは何かという事からみていきましょう。

 

 

痙性とは何か?

脳や脊髄の障害により、麻痺しているのに自分の意志とは関係なく起こる筋肉の収縮によって体に異常な筋緊張が起こります。

 

そのため手足がつっぱり、思うように関節を曲げたり伸ばしたり動かせないなどの運動障害になる症状を痙性といいます。

 

よく脳卒中などの後遺症で片麻痺の方を見かけると、肘が曲がり、足が棒のように伸びた状態で麻痺した足を体の外側に廻しながら歩かれている方をみますよね。

 

 

上図のような姿勢の状態をウェルニッケマン肢位といい、歩き方をぶん廻し歩行といいます。

 

これは、痙性が高まっているために起きているのです。

 

痙性が高まるにつれて、関節拘縮、筋肉の短縮、痛み、しびれなどの原因につながります。

 

 

日常生活で痙性を抑制するには

この痙性をなくしていくためには当然、リハビリ訓練や施術などで痙性を良くしていく施療は絶対に必要だと思っています。

 

しかし、もっと大事なことはリハビリ訓練や施術などをしている時間は1日のうち1~2時間、多くても3時間ほどとたかが知れています。

 

リハビリ訓練や施術以外の多くの日常の時間をどのように過ごすかが重要になってきます。

 

片麻痺の方は、ほんの少しの動作でも何かの拍子にカツーンと反射が起きて、痙性が高まりロックしてしまいます。

 

痙性状態になった時に手や足を動かそうとしても筋緊張で筋肉にロックがかかってしまい動かそうとしても動かせない・・・。

 

また年々、痙性の影響から筋緊張が強くなるように感じ、動かしずらかったり、つっぱり感、痛み、シビレがひどくなってきてる。

 

そんな経験をお持ちの方がほとんどではないでしょうか?

 

 

ではどうしたら日常生活の中で痙性を抑制することが出来るのでしょうか?

 

まずは、必要以上に動き過ぎないこと。

 

日常生活を送るうえで、通勤での歩行や、移動やトイレ、入浴、食事、歯磨きなど日常生活動作はせざるを得ません。

 

そんな生活の中で身体を使いすぎると筋緊張が増したり、ちょっとした動作などで反射や反応が起こり痙性が高まってしまうのです。

 

どうしても人間は、生きているうえで植物とは違い動きながら生活している動物です。

 

痙性を抑制したい=動かない

 

理想です。 でもそんなことは生きている以上絶対にできませんよね。

 

ただ生活の中でご自分で余分な動きや行動を意識して制限をかける事はできます。

 

少しでも余計な動きや行動を意識して反射を起こさないように気をつけ痙性を抑制することは、無駄な筋緊張をなくし脳から指令を筋肉にダイレクトに伝えることが出来るのです。

 

反射による痙性や筋緊張などあるうちは、脳からの指令が阻害されるため当然動かそうとしても意図的に動かせない状態になっているのです。

 

それと痙性を抑えるために意識してもらいたいことがもう1つあります。

 

それは、動作はできるだけゆっくり動くように意識するという事です。

 

ゆっくり動くことで、脳が誤作動を起こし反射が起きるのを抑制してくれるので、痙性によって起こる筋肉が急にピーンとつっぱった状態を少なくすることができるからです。

 

当院のクライアント様との会話の中でもよく聞くのが、入浴中のシャワーなどで髪や体を洗う時はどうしても反射が起き筋緊張が強くなってしまうから大変だと言っています。

 

どうしても体を洗う動作や髪を洗う動作は急激なストップ&モーションの繰り返しになる動きから反射が起きやすく痙性を高めて筋緊張を作り出しているのです。

 

 

まとめ

片麻痺の方は、ほんの少しの動きでも痙性が高まって筋緊張を作り出してしまいます。

 

筋肉が緊張した状態では思うように体を動かすことが出来ませんよね。

 

生きてく上で日常生活動作を止めることは出来ませんが、極力無駄な行動や痙性が起きる急激な動作を制限することは意識次第で可能にできますよね。

 

まずは痙性を高めないように意識して生活することが片麻痺の機能回復を図る上で大事な考え方になると思っています。

 

 

そのための日常生活の注意点として、

  • 必要以上に動き過ぎない。
  • 動作はできるだけゆっくり動くよう意識する。

以上のことを意識して生活してみて下さい。

 

※ただし、すべての行動は自己判断のもとで行って下さい。

当院では一切の責任を負いかねますのでご了承下さい。

 

 

痙性を抑えることは、筋緊張やつっぱり感、それに伴う痛みやシビレを少なくするのと同時に、手や足の動きといった運動麻痺の機能回復にもなる一石二鳥な片麻痺回復のポイントになると当院では考えています。

 

 

 

 

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